Cocco Lifestyle blog

日々の「実験」について書いてます。

2019年4月現在、中央大学が9時授業開始に変更して通学経路が大混雑的な記事が見られますが、時間割変更の理由は100分×14回への変更によるのではないかと

ものすごく長いタイトルになってしましました。

 

ネットをうろうろしていたときにこんな記事をみかけました。

 

www.j-cast.com

 

何が起こっているのかというと、現象的には2019年4月現在、中央大学の最寄り駅が大混雑で、通学がえらいことになっているという話です。

 

関係者でもなんでもありませんが、遠目でうっすら見える事情を拾ってみますと、

 

中央大学明星大学の最寄り駅は同じで、多摩モノレール中央大学・明星大学駅です。

中央大学明星大学も総合大学ですので、学生数は数千から万単位であることが推測されます。

 

 

今まで同じ最寄り駅で共存していたはずなのに、なぜ今年度に入り、突然混雑の話題が出てきたのかというと、

 

 

中央大学の授業開始の時間が変更になったから、という話ですね。

 

 

明星大学はもとから9時始まりで、中央大学は従来9時20分始まりだったのが、今年度から9時始まりになったからということです。

 

んで、中央大学の開始時間を元に戻してくれないかな・・・・・というツイートがいっぱいってことになっているようです。

 

 

現時点での解決方法は、リンク記事に掲載されているように、通学経路を多摩センター経由ではなくて高幡不動経由にするっていうことしかないのかもしれません。

 

しかし、すでに通学定期を買っている学生さんも多数いらっしゃるでしょうし、一旦払い戻して買い直してもらうとか、経路によっては通学費が高くなる可能性もあるわけで、その場合は値段据え置きとか、そういう対処をしないと、別経路の誘導は難しいかもなと思ったりします。

 

しかし、大学側の変更によって、鉄道会社の費用負担が起こるのも変な話という気もしますし、

 

だからといって、中央大学だけの問題だけではなくて、明星大学にもとばっちりが行っているはずなので、放置しているのもどうなのかなと他人事ながら思ったりします。

 

 

で、今回書きたいのは、なぜ中央大学が9時始まりになったのかな?

ということなんですが、

 

これって90分授業から100分授業になったんだろうなーとおもったら当たりでした。

 

検索をかけてみると、中央大学からのお知らせPDFがヒットしたので、リンクしてみようかと思います。

https://www.chuo-u.ac.jp/media/pdf/for_staff/info_20180809.pdf?1551182104974

 

 

大学の授業コマ数と時間数は、ここのところ90分×15回から100分×14回に変更になっているところが多いようです。

 

その理由はいろいろありまして・・・・というのは個人的にこういうことだなーというのはありますが、とりあえず後回しにして、100分×14回へ変更になっている大学をまとめてある記事がありましたのでリンクしたいと思います。

 

www.kitaten.tokyo

 

中央大学のPDFにもありますが、授業における学生自身の主体的な取り組みあるいは体験的な授業内容をする場合に、90分では短いので10分足して100分にしますという趣旨の大学が多いですね。

 

んで、90分×15回と100分×14回とでは、総授業時間数自体はほぼ変わらないのでいいんじゃないですか?的な流れじゃないかと思います。

 

 さらに見てみると、もうひとつ大事なことがあって、

 

拾っていただいている文言をみますと、「ゆとりのある学年暦」ということばが見られます。

 

どういうことかというと、

 

15週プラス定期試験期間をどこからどこまでで終わらせたいかというと、

 

前期(4月~9月。9月下旬からは後期の授業が始まるので、実質的には夏休みも含めて9月半ばまで)の場合、

 

4月1週目は入学式 + ガイダンス期間なので授業開始は4月2週目からがありがたい

7月中に定期試験まですべて終わらせたい

 

というのが私学の本音ではないかと思います。

 

となると、祝日とGWの合間の平日は授業をせざるを得ない大学も出てきます。

 

私が行っている大学は、後期は前期よりも1日だけの祝日が多いので、月曜日の祝日は結構授業日に充てられますし、勤労感謝の日も授業日のことも多いです。

 

 

 

ということで、15週+定期試験を回していくのは結構大変だったりします。

14週で「ゆとりのある学年暦」というのはそういう意味だと思います。

 

前期は7月いっぱい、後期は1月いっぱいで終わらせようとするからそうなるんじゃないの?

っていう意見もあると思います。

 

 

が、これも、もっともという面もありつつ、そうもいかない事情があって、

 

ひとつは、100×14週に変更するときの理由として挙げられている、学生自身の体験的な学びの時間を確保する上での長期休暇が必要という話です。

 

 

 

大学や学部によっては、長期休暇中に短期留学を組んでいるとか、そういうこともあったりするかもしれませんね。

 

 

と思ったら、中央大学の短期留学プログラムがありました。

 

www.chuo-u.ac.jp

 

概要とプログラム案内のPDFを見ますと、事前研修か事前授業と短期留学4週で単位認定するようです。

そうなると、前後の処理も合わせて、7月中ないし1月中に授業と定期試験は終えたいところではないかと思います。

 

 

 

 

もうひとつは、事務処理の問題です。

 

大学事務の繁忙期は、学期開始前後と学期の終わりです。

 

前期だと、3月から4月、4月は特に不夜城といっても大げさではないような状態になったりします。

特に履修登録を担当している教務系の部署ですね。

 

 

7月から8月も同様です。

8月の場合は、成績評価と前期卒業の問題が出てきます。

授業担当が成績評価を付けたのちに、その処理を事務の担当部署がする必要がありますし、

 

成績評価ののちに、前期卒業のための教員の会議だの、追試験だの、成績確認だの、いろいろいろいろいろいろいろいろありますんで、

 

学生が休みに入ったからといって、大学の専任教員と事務が休みに入れるかといえばそういうわけでは全然なかったりします。

 

あ、あと、集中講義などもありますね。

 

 

働き方改革が動き始めましたが、大学の教員はもとから高プロ仕様(年収1000万円を切っている人は沢山いるはずなんですけどね。とくに年限付きの若手)になっているのでとりあえずおいておいて、

 

 

事務職員の働き方はどうなるのかなーという気はします。

 

比較的近くで見ている限りでは、学期のはじめと終わりはもう仕方ないですね。

 

となると、どこかでその穴埋めをしなければいけないはずで、

 

15週授業だと、後期は特に月曜祝日は正直ブラックマンデーなので、全然休めませんよねって感じになっているはずです。

(普通に授業をやっているので、学生対応の部署は当然フル稼働)

 

 

ということになりますと、

 

14週+テストの流れは当然ではないかと。

 

 

 

で、15週×90分だったのを14週×100分にして、総授業時間数は確保しましょうという流れなんだと思います。

 

ただ、100分授業になると、1日のスケジュールが地味に長くなります。

たとえば、1日4コマあったとすると、延長時間が1コマ当たり10分×4コマなので、同じ4コマでも90分授業と比べると40分長くなりますし、5コマだと50分、6コマだと1時間分長くなります。

 

となると、後ろを下げるか前倒しで始めるかのどちらかになるわけで、中央大学の場合は、前倒しで20分始めることになったわけですね。

 

www.chuo-u.ac.jp

 

中央大学の時間割を拾ってきますと、6時限まで書かれていて、1~6時限だと、9:00から20:30までっていうことになってますね。

1日が長いですね。

 

 

 

今回の中央大学の時間割変更は、文科省からの制限に基づくものなんですよね。

 

 

上記にリンクした、

1コマ100分授業14回への変更理由|大学職員のメモランダム

からさらに、文科省のサイトを拾ってみますと、

 

 

www.mext.go.jp

 

3 今回の改正は,授業期間の弾力化であり,単位の修得に必要な授業時間を変更するものではなく,例えば,講義及び演習であれば,15時間から30時間の範囲の授業をもって1単位とするという大学設置基準第21条及び短期大学設置基準第7条に定めた単位の計算方法に基づき,我が国の大学の単位制度の国際的通用性の観点から,基準に適合するよう引き続き十分留意すること。

 

という一文があります。

 

授業期間はいじっていいけど、授業時間数は確保してくださいねってことですね。

 

 

その結果、今回の公共交通機関の大混雑につながったということになりますが、

 

一大学の授業の時間割変更がもとで公共の交通機関が大混雑、しかも、同じ最寄り駅の大学を巻き込んで、というのは、ある意味社会問題化しており、さらにその元が、文科省の設置基準改正ということになっている気がするんですが、どうなんでしょうかね。

 

 

ヤフコメで、4月は学生がみんな通学する時期だからすごく混雑するけれども1,2か月で学生が減るから大丈夫ではないか?という趣旨のものを見かけました。

 

 

そのコメントを読んで、は!!!となったんですが、

 

4月だけ学生が授業に出席して授業期間の真ん中は来ないっていう発想は、まさに大学レジャーランド時代のものでなないかと思ったりします。

 

現在の私の感覚では、5月6月に学生数が減るということはないです。

 だって、私が行っている大学は、どこも出席が厳しいし。

中央大学の出席管理がどうなっているかは知りませんが。

 

 

ということで、個人的には、ピチピチすぎる授業スケジュール@文科省をもうちょっとゆるめるといいのではないかと。

 

正直なところ、

15週×90分も、14週×100分も、14週×90分も、教育効果の面でそんなに違いがあるのかなーという気がするんですが。

どうなんでしょうか。