Cocco Lifestyle blog

日々の「実験」について書いてます。

スピリチュアル起業、キラキラ起業の前に家計の透明化

ネットの無料家計相談をよく読みます。

 

私が好きなのは深野康彦さんです。

 

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収入も支出も千差万別で、すごく堅実な世帯もやばい世帯もいろいろです。

私はひとり世帯ですが、ファミリーのものも含めて見ているといろいろ気づきがあります。

 

ファミリーだとライフコースのどこにいるかで貯蓄と支出が全然違ってくるんですね。

子どもが小さい頃はどちらか(多くのケースでは妻)が働きに出ることができない家庭も多いです。

そうすると、1馬力の家計になりますのでどうしても毎月の貯蓄額が少ないまたは全くできないということになりますが、深野さんはわりと「ここはみなさん同じなので何とか乗り切りましょう」的なことを書いていますね。

また、子どもが小さいうちは子ども関連の支出は比較的少なくて済みます。

 

子どもが大きくなってくると2馬力にできる可能性が上がってきますが、その代わりに食費教育費関連の支出も増えますし、大学に行かせるつもりであれば、どの程度のスピードで貯めなければならないかが現実的に考えられるようになってきます。

 

貯蓄の目的は、まずは子どもの教育費、その目途が立った時点で老後の資金となります。

 

月々の支出で削れないのはまずは住居費、食費、光熱費など。食費、光熱費は多いなーと思う家計もありますが、案外手をつけられていないですね。

それ以外で削るとなれば、通信費や教育費、娯楽交際費、保険にかかるお金です。

多いのは保険の見直しと娯楽交際費、通信費ですね。

教育費や教育費に代替可能な親の保険は残しておくケースが多い気がします。

 

反対になくしていきたいのが生活費等の充当目的でのキャッシングおよび借金、それと使途不明金です。

 

キャッシングやローン返済で手取りの半分くらいを使ってあとはカツカツもしくは足りなくなってキャッシングの繰り返しなんていうケースもよく見ます。

 

返済で赤字と認識している家計はまだましなほうで、月々10万円の赤字なのに、収支の表では支出の方が少ないというケースもあります。

こういうケースでは、10万円以上の使途不明金があることになります。

知らない間に使っているってことですね。

 

で、おそらく追加で質問するんだと思うんですが、補足で、特別費や返済でいくら出て行っています的なことが書かれていたりします。

 

こういうのを繰り返し読んでいて、「家計の別腹はあかん」と思うようになりました。

 

家賃などは家計に入れやすいですが、結婚式に出たとかエアコンを買い替えたとか、そういうのは家計の枠からはみ出やすかったりするんですね。

なので、特別費の計上は必要。

あとは、おそらくコンビニでちょこちょこ買うとか、自分へのごほうびとか、家族でちょっと息抜きみたいなのが計上されていないとか。

 

そういうのが積もり積もって使途不明金になるってことなんですよね。

 

ここまでは、普通の家計で普通に起こっていることです。

 

なぜ起業の話になるのかというと、一度読んで記事が見つけられなかったんですが、主たる収入者が夫で妻は自営で月々3万円の手取り収入があるけれども使途不明金が10万円あるっていうケースが載っていたからなんです。

その回答では、使途不明金の中に事業の経費は含まれていませんか?みたいなことがさらっと書かれていました。

 

この記事を読んで、これかー!と思いました。

 

スピリチュアル起業キラキラ起業で何が問題かというと、家計と家族関係、その他の人間関係を壊す可能性があることです。

 

その話は山田ノジルさんの「スピリチュアル百鬼夜行」に事例が載せられています。

家族問題や人間関係の破綻は、個人の嗜好に留まらずに家族や友人に強要することによって起こっていることが山田ノジルさんの記事からは読み取れるわけですが、

家計の破綻は、事業が軌道に乗るあてもないのに高額のセミナーを受けたりやネット受けする高いモノを買い続けてたりしているから、ということなんだろうと推測されます。

 

そのお金はどこから出ているんだろう?

事業が軌道に乗っていない場合は、事業収入以外から捻出する必要があるわけで、

 

ひとり世帯の場合は、他の仕事からの手取り収入、貯蓄、借金のいずれかになるわけですし、

ファミリーの場合は、家族の手取り収入、自分の事業収入以外の手取り収入、貯蓄、借金のいずれかになるわけです。

 

それ以外の可能性もあるかもしれませんが、家計相談を沢山読んでみて、可能性が高いのは上記になると思います。

 

本来的には家計と事業費は分けるのが筋で、個人事業の届を出して青色申告からの複式簿記をつけていたら、売り上げと経費は必ずつけなければならないし、経費はできる限りピックアップした方が税金が安くなるので自然と意識するんですが、確定申告をしていなければ、意識しないのかもしれないですね。

 

私そこまで売り上げていないから、という人もいるかもしれませんが、月々3万円の売り上げがあったなら年間36万円なので、少なくとも雑所得の確定申告の範疇です。

ただし、セミナー代などは経費として申告できるので、相殺されて所得0円になる可能性もあります。

 

セミナー代が50万円かかったとして、それを家族に言うのははばかられるかもしれません。

しかし、だからといって自分の頭から消すのはいろんな意味でまずいんだよなーというのを思いました。

家計の破綻を招きやすくなるのももちろんですが、事業の破綻も招きやすいです。

 

個人事業であっても法人であっても、経費と税金が出て行くので、売上全部を使えるわけではありません。

勤めていたら税金や社会保険料は天引きされますが、自営の場合は確定申告をして後から払う必要があります。

なので、ある程度のお金は残しておく必要があります。

 

ビジネス慣れして収益の予想をを立てられる場合は借入して回していくわけですが、素人に毛が生えた程度だとはそれはやらない方がいいですね。

事業を起こして10年続く人は1割もいないという話を聞きますし、大抵の人は軌道に乗る前に消えていきます。

 

ビジネスにおける収支計算は、家計における収支計算よりもはるかに複雑です。

(私も日商簿記3級=個人事業レベルは理解していますが、改訂以前の2級=法人の決算はすっかり忘れました。自分が株式会社をやったことがないからというのが大きいですが)

 

ということは、家計において手取りが30万円クラスで使途不明金の赤字が10万円出ていたとすると、おそらく事業の会計ができるレベルではないだろうと思います。

会計自体は人を雇うか税理士に委託するかでいいですが、事業計画の時点でざっくりの計算は必要だろうと思います。

 

 

というのを、スピリチュアル起業、キラキラ起業にハマる方はもしかして考えていない可能性が高いということなのかな?

と思って書いてみました。

 

 

 直感的には、家計のモヤモヤは家族関係のモヤモヤに直結しているように感じます。

なので、家計のモヤモヤに切り込んでみたときに、スピリチュアルなものやキラキラしたものにのめりこむ衝動自体が解消される可能性がある気がします。