Cocco Lifestyle blog

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【リンク】日本学生支援機構の奨学金事業の不良債権はスルガ銀行並み

すごいことになってますね。

 

www.financepensionrealestate.work

日本学生支援機構の)

2017年度末の貸与金額(貸付債権)の残高は、第一種奨学金(無利子)および第二種奨学金(有利子)合算で93,743億円(第一種奨学金27,521億円、第二種奨学金6兆6,221億円)となっています。このうち、要返還債権額(貸付債権の総額から現在貸与中の奨学生及び返還免除予定者に係る債権を除いたもの)は70,498億円(第一種奨学金19,298億円、第二種奨学金51,201億円)です。
この要返還債権額をベースとすると、2017年度末における延滞3ヶ月以上の延滞債権額は、2,398億円(要返還債権額に対して3.4%)となっており、このうち6ヶ月以上の延滞債権額は、1,811億円(同2.6%)となっています。

日本学生支援機構の奨学金事業の不良債権はスルガ銀行並み - 銀行員のための教科書

 

貸与金残高が9兆円超え、要返還債権額が7兆円超えというのにまず驚きました。

そんなことになってたのー。

 

で、7兆円のウチの2000億円程度が3か月から6か月以上の延滞されているってことなんですね。

 

 んで、次の部分が記事タイトルのキモなはずですが、あまり理解できていません。

 

民間金融機関の基準に準じたリスク管理債権額は、5,940億円(第一種奨学金1,513億円、第二種奨学金4,427億円)です。この債権額は要返還債権額に対して8.4%となります。

2018年9月末時点のスルガ銀行リスク管理債権の比率(総与信残高に占める割合)は8.9%です。投資用不動産融資で問題になり、大幅な不良債権処理を行っているスルガ銀行とあまり変わらない水準なのです。

日本学生支援機構の奨学金事業の不良債権はスルガ銀行並み - 銀行員のための教科書

 

ただ、あんまり手堅くやっている感じではないんだよねっていうのは分かります。

 

  

 

数か月前にこの記事を読んだんですが、

 

topisyu.hatenablog.com

(記事自体は2014年のもの)

 

気になっていたのが、締めのところに書かれていた内容でした。

 

奨学金問題を議論する上では、学費の高止まり、所得の低迷、奨学金の勧誘方法の危うさ(販売窓口は金融商品を扱える環境なのか)、第一種と第二種の財源の違い(第二種は基本民間調達と回収金)、回収方法の問題点、過去の奨学金の延滞率の高さ、JASSOの中での奨学金事業の区分(と会計)などなど論点はかなりあります。

奨学金を語る上でおさえておきたい一つのグラフ - 斗比主閲子の姑日記

 

 この中の「延滞率の高さ」ってところが一番上にリンクした記事(銀行員のための教科書)と直接つながるところなのかなと思うんですが、

 

個人的に気になっているのが、

 

  • 奨学金の勧誘方法の危うさ(販売窓口は金融商品を扱える環境なのか)
  • 第一種と第二種の財源の違い(第二種は基本民間調達と回収金)

なんです。

 

私は大学に長いこと居たし、今も片足突っ込んでいるので、旧育英会から日本学生支援機構に変わって、貸与の方式が変わったとか、そういうのも目の当たりにしていたんですが、2番目にリンクした斗比主閲子さんの記事を読んで、「そうか!第二種って金融商品だったんだ!!」っていうのを初めて意識したわけです。

普通に大学の職員が説明して手続きしてますけどね。

 

  

大学の職員とか、学校の先生とかは、おそらく一番お金に疎い人種だと思うのです。

しかも、2004年に育英会から日本学生支援機構に切り替わったってことは、高校の先生や大学の職員のうちの30代後半くらいまでは旧制度で行っていると思います。

今どうなっているか知りませんが、育英会の第一種の場合は、学校の先生は免除職ですし、15年勤めたら返還免除になるとかあるはずです。

 

ということは、中堅以上の職員や先生だと、有利子である第二種の返済の重みとかがどこまでわかるかなーというのは思いますね。

 

むしろ、第二種を貸し出している民間企業が高校と大学を回ったらいいんじゃないのかなって思うんですけどどうでしょう。

そうしたら、高校の先生とか大学の職員とかが説明するよりは返済能力とか返還の重みとかが伝わるんじゃないかなと思うんですけど。

 

ちなみに、私の場合は、大学の非常勤講師を始めた頃に、勤め先の先生から「高校の先生から、『この子たちは500万円の借金を背負って大学に行きますのでよろしく頼みます」と言われたんだという話を聞きました。

非常勤講師なので何もできませんが、少なくとも、授業内で力をつけてもらうとか、メンタルは健康で過ごせるように気を配るとかは考えますね。

(メンタルの健康というのは、大学生活のキモであるとともに、離職のかなりの原因であり、復職を阻む要因でもあると思っているので)

 

ホントそれくらいしかできない。