Cocco Lifestyle blog

日々の「実験」について書いてます。壮大な自由研究帳 → 幹細胞みたいになってます。機能が分化した別館も併せてよろしくお願いします

【本】感じるからだ(光野桃著)

20代の頃は藤原美智子さんと光野桃さんが好きでした。

ちょっと前にネットで藤原美智子さんの記事を見かけて読んでみると、なんと還暦だということでびっくりしました。

 

藤原美智子さんの本について書いたはこちら。

藤原美智子さんの場合は、40歳頃に人生行き止まりくらいの転機があって、その結果生活を見直したという話。

 

coccolifestyle.hatenadiary.jp

 

で、ついこの間光野桃さんの記事が載っていてこれまた還暦を過ぎていらっしゃるとのことで二度目のびっくりでした。

 

まーそりゃ自分の年齢考えたら当たり前なんですけど。

 

光野桃さんもどうしているのかなと思って本を買ってみたら、やはり40代の半ばで転機があったようですね。

藤原美智子さんはずっと仕事を続けていらっしゃったようですが、光野桃さんの場合は第一線から退かれた時期もあったようです。

 

 

読んだ本はこちら。

 

 

感じるからだ ~からだと心にみずみずしい感覚を取り戻すレッスン~ (だいわ文庫)

感じるからだ ~からだと心にみずみずしい感覚を取り戻すレッスン~ (だいわ文庫)

 

 

 

自分の人生の答え合わせをしているような不思議な読み口でした。

なにもかも捨てて、配偶者の転勤で海外に移住したのが45歳か46歳の頃。

今の私と同じ年齢じゃないですか。

 

数年間の海外生活ではほぼ引きこもり、母親を看取ってカスカスになっている頃に、ひょんな出会いから自分の身体に出会い直していく、そういうプロセスが描かれています。

 

自分の身体に出会い直していくというのは、人生の影と対峙していくことでもあるのだと再認識しました。

ここらへんのプロセスは、共感できる人、共感できない人、どちらもいるのではないかと思います。

 

私の場合は、自分と重なると感じることが多かったです。

 

私の場合は、30歳前後の頃に故竹内敏晴さんの「からだとことばのレッスン」に通っていました。

竹内敏晴さんは演劇の演出家だったのですが、光野桃さんが身体の出会い直しでついた先生も舞台俳優をされていた方で、だからというわけでもないのでしょうが、体験として被るところが多い気がしました。

 

あくまで個人的な体験としてですが、ものすごく腑に落ちたのは、後ろから抱きしめてもらうワークと父親像の再構築の話で、ここ2年くらい私もやっていたんじゃないかなという気がしました。

 

私の場合は、家族関係の中で「自分には後ろ盾がない」と感じていたようで(後ろから抱きしめてもらう話と比喩的に丸かぶり)、ここ2年くらい、後ろ盾がないことによる所在なさを再構築しようとしていたんだなと感じました。

 

子ども時代は親が土台となるわけですが、年齢が上がるにつれて土台は家の外へ徐々に移行していきます。

それと同時に、矛盾するようですが、自分の身体が土台となっていきます。

 

 

もういい年だし、経済基盤、心理的基盤はすでに親から離れて久しいわけだし、別に親がどうこうってものでもないんですよね。

けど、所在ない感覚だけが残っていた。

それが払しょくできたタイミングでこの本を手に取った気がします。

 

おそらくはこの本に書かれていた父親像の再構築に近いプロセスを経ていて、私の中の父親像はユングアーキタイプであるオールド・ワイズマン(老賢人)に近い形になっているのではという気がしました。

 

(参考)

ユング心理学とアーキタイプ

 

自分の中に成熟した男性の側面ができてくることで、子どもの部分も維持することができる、そんな気がします。

 

 

なぜ40代の女性において人生がストップするくらいの転機が起こるのか。

 

いろんな理由があると思いますが、この世の中は、とにかく自分を出し尽くすことだけで、自分に栄養を与える余裕がないからじゃないかと感じました。

わたしたちが社会でやっていこうとするときに、必要以上に頑張らないとダメな風潮がありそうだなって感じです。

おそらく性別その他関わりなく必要以上に頑張らないとダメなことが結構あるんじゃないかと思います。

 

私自身の場合は、ここ数年でほぼ引きこもりみたいな時期がありましたが、出し尽くしたものを自分の中に戻して心身ともに回復させないとにっちもさっちもいかないような状態だったと思います。

 

四季にたとえると冬の状態で、すべての枝葉や実を枯らして土に還す、そんなイメージです。

人生の前半40年間で連作障害を起こしたようなもので、土を休ませなかったので病になりやすくプロダクションもどんどんひ弱になっていたので、思い切って数年間の人生の休日を設けた感じです。

 

おそらく、できたものを定期的に土壌に戻していけば、そんなことにはならなかったでしょう。

しかし、成長、成功、発展が最もよいものだとされる環境にいたので休む暇はなく、結果自分の中がどんどんスカスカになっていたのではないかと。

 

活動をしっかりしながら、土壌も豊かにするにはどうしたらいいか。

 

ひとつには、明るい時間はしっかり活動して、夜はしっかり休息をとること。

もうひとつには、季節に合わせた養生をすること。

 

ではないかと感じています。

 

私の場合は、2015年頃から、消化吸収がよくなり夜はしっかり眠れるようになりました。

一日のメリハリがついたころに、アーユルヴェーダにハマり始め、季節のドーシャに合わせた養生みたいなものを自然と取り入れるようになってそろそろ一巡しそうです。

 

習ったわけでもなく、ネット情報をもとにした自分人体実験の結果ではありますが、アーユルヴェーダの季節の養生は、

 

秋から冬(ヴァータが増える時期)は乾燥対策をしっかりすること

冬から春(カパが増える時期)は湿気対策をしっかりすること

夏(ピッタが増える時期)は暑さ対策をしっかりすること

 

なんて書いたら単純すぎて、専門家に怒られるでしょうかね。

 

ただ、こんなに単純なものでも全然違っていて、連作障害状態ですごく不調だったところが軽快して元気になる感覚はあります。

 

一日の養生や季節の養生は循環の話であって、循環の上に成長が乗っかればおそらく疲弊せずにやっていけるのではないかという気がします。