Cocco Lifestyle blog

日々の「実験」について書いてます。壮大な自由研究帳 → 幹細胞みたいになってます。機能が分化した別館も併せてよろしくお願いします

バニラエッセンスで消臭実験

事の発端はこの記事。

 

sp.yomiuri.co.jp

 

「香害」という言葉がタイトルについていますが、柔軟剤や香水の話ではなくて、ニオイ物質の相互作用の話です。

 

 

体臭に関係する物質については、ネットでかなりの情報を取得できるほど関心が高いようですし、消臭製品も沢山出ています。

 

よく聞く体臭物質は、イソ吉草酸、ノネナールあたりでしょうか。

イソ吉草酸は納豆やブルーチーズのニオイで足の裏のニオイだと書かれているし、ノネナールは加齢臭文脈でよく聞きます。

あとは、「ミドル脂臭」=ジアセチルなんてのも、マンダムのホームページで見ることができます。

 

しかし、「体臭物質=臭い」と単純に言えるかといえばそうではなくて、五味クリニックの掲示板によれば、イソ吉草酸は量が少なければいい香りになるそうです。

 

 

また、一番上にリンクした読売新聞の記事によると、イソ吉草酸と他のニオイ物質を混ぜると全然違うニオイになるそうです。

該当箇所を引用しますと、「イソ吉草酸にバニラを加えると、チョコレートのようなにおいに変化します。同じように、シナモン、レモン、ライムのにおいが混ざると、コーラ飲料のにおいになります。」だそうです。

 

そういえば、なんか聞いたことはあった気がするんだけど、今回なんか知らんけどピコんとアンテナ立ちました。

 

体臭 → 消臭 っていう結び付きが強すぎて、ニオイ戦争が勃発しているところはあるよね。

それだったら、体臭をいいニオイに変えるスプレーとか作ってくれたらいいのに。

と、思いました。

 

言っているだけでも何なので、バニラエッセンスで何かできないかなと思っていろいろ試してます。

 

バニラエッセンスは富沢商店で売ってるやつ。

 

tomiz.com

 

ネットをうろうろしてますと、バニラエッセンスを食用ではない香料として使う場合は、ニオイが残りやすいという記述が見られたので、50ミリリットルに1滴だけ入れてみました。

 

f:id:cocco32:20180424204337j:plain

 

「アルカリバニラ」というテプラを貼っていますが、ウィラードウォーターを入れてアルカリ性にしています。

もう1本はミョウバン水で酸性。こちらは何も入れていません。

 

 

消臭はアルカリ性と酸性が基本なので(酸性のニオイにはアルカリ性で、アルカリ性のニオイには酸性で中和)、そこらへんも狙ってます。

汗のついた服にスプレーしたくらいだと、ニオイが全部取れるわけではないので、まあちょうどいいのかなと。

 

ウィラードウォーターを使っているのは、使いきれなさそうだから。

アイハーブで原液を買ったら60リットル分くらいあるんだよね。

減らないっちゅーのってことで、ちょうどいいかな?と思って使ってみてます。

 

ウィラードウォーターは100倍強薄めると肌に使えますし。

ただし、バニラエッセンスを肌につけていいかは不明。

つけてますけど。自己責任で。

(この記事を見て試してみられる方がいたとしても、バニラエッセンスは基本食用で肌につけるものではないので、使用に関しては一切関知しません。ご自身の責任でお願いします)

 

 

アルカリバニラ液をスプレーしてみました。

 

あ、ふつーにいいニオイだ。

 

別にチョコレートのニオイにならなくても、これはこれで好きなんだけど。

 

スプレーした服のニオイをかいてみると、確かに、うっすらチョコレート臭がする気がします。

 

ただし、他のニオイもします。

 

ウィキペディアによると、イソ吉草酸は脂肪酸の一種だそうです。

脂肪酸は油みたいなものだから酸性?

と思って調べてみたら、イソ吉草酸=酸性と出ますね。

そうなると、てきとーに入れたウィラードウォーターのアルカリ性がちょっとくらいは中和してくれるのかもしれない。

 

ま、ずっと使うかは分かりませんが、バニラエッセンスのニオイ自体が好きなので、作ってしまうかもしれません。

バニラエッセンスは水溶性で扱いやすいし。

 

【追記】

Yahoo!知恵袋で興味深い内容が。

バニラエッセンスから離れて、イソ吉草酸の中和方法です。

お礼500枚!!1イソ吉草酸は体内でどのように作られるのかおし... - Yahoo!知恵袋

 

アルコールによく溶けますから、消毒用のアルコールで拭いても除去できます。

 

だそうです。

 

 

ちなみに、一番上の読売新聞によると、5月21日までニオイの展示をやっているそうなので、GW中に行ってみたいと思ったりします。

靴下+バニリン=チョコレートも試せるそうです。

 

www.miraikan.jst.go.jp

 

 

読売新聞の記事は非常に興味深かったです。

 

それだけに残念なのが、ニオイの世界と「香害」「スメハラ」とが相互排他的であるという風に取られかねない内容になっていることです。

「香害」「スメハラ」みたいになると確かにニオイが悪者みたいに受け取られかねないというのも分かりますが、

 

 

  • ニオイの世界は興味深い
  • 「香害」「スメハラ」は実際に起こっている

 

これは両立します。

 

読売新聞の記事から引用します。

 

先に紹介したイソ吉草酸のにおいを「足の裏のにおい」と説明して嗅いでもらうと、「臭い」と思う人が多いでしょう。しかし、何のにおいか知らせなければ、すぐに「臭い」とは思わないかもしれません。これが情報による心理的な影響です。

 「不快なにおい」の代表格のように言われる加齢臭も同じです。その元となる「2―ノネナール」という物質を実際に嗅いでもらうと、「絵の具のよう」「古い油のよう」「ロウのよう」などの感想が多くを占め、「鼻を突く」などの嫌なにおいだという声はほとんど出ません。においそのものというより、「臭い」と思って嗅ぐことが影響している例と言えます。

 

 

これは確かにあるでしょう。

しかし、ラベリングなしでニオイをかぐ機会はいくらでもあって、その際に気分が悪くなるくらい匂うことは残念ながらあります。

 

そして、個人的な経験からいいますと、気分が悪くなるくらい匂った経験が、柔軟剤を使っていた昨年のほんの2,3か月の間に起こっています。

 

柔軟剤を使い始めて1か月くらいしたときに、近所のスーパーに行きました。

7月ごろだったと思います。

自動ドアが開いた瞬間に、それまで感じたことがないくらい、汗のにおいを強く感じました。

もわっと匂うとかそういうレベルではなくて、何かがビュン!と飛んでくるくらいのインパクトでした。

私のそばには誰もいなくて、2,3メートル先に2,3人いたくらいでした。

 

この体験はかなり衝撃的でした。

その後2,3か月した頃に、柔軟剤アレルギーで夜中に呼吸困難を起こして使うのをやめた後は経験していません。

 

 

柔軟剤アレルギーになったときの記録はこちら↓

 

coccolifestyle.hatenadiary.jp

 

ということは、「香害」と「スメハラ」は連動している可能性もあるんじゃないかと感じています。

 

柔軟剤を使えば使うほど、他の人の体臭が気になるようになるという構図ですね。

 

これはもはや心理的要因ということで片付けられるものではないと感じています。

 

「香害」の場合は、実際に、柔軟剤のニオイが漂ってくると起き上がれないくらい体調が悪くなる人もいます。

(私も一時期それくらいの状態にはなりました)

ただし、柔軟剤に含まれる香料が「香害」にどの程度寄与しているのかはよく分かりません。

個人的には有機溶剤によって何かが起こっている感じもしましたし、有害と言われながら今なお柔軟剤に使われるていると思われるイソシアネートは、香りを飛散させるカプセルの素材です。

 

 

最近よくある話ですが、この記事の趣旨とタイトルの「香害、スメハラ…『におい』って悪者なの?」は合ってるのかな。

タイトルさえなければおそらくスルー出来る話なんですけど。

 

 

「香害」「スメハラ」に関連させなくてもこの記事の趣旨である「ニオイ物質とニオイの受容の精妙さ」については十分記述できるでしょう。

「香害」「スメハラ」と関連させて書くのであれば、柔軟剤の爆発的流行までの経緯とスメハラの現状などについても掘り下げる必要があるように思います。

 (個人的には、従来からの清潔志向、消臭志向がどうして柔軟剤の爆発的流行とスメハラにつながったのかについてはすごく興味があります)

 

 タイトルはこんな感じでどうですかね。

 

「靴下+バニラエッセンス=チョコレート-ニオイの世界ってこんなに面白い!」