Cocco Lifestyle blog

日々の「実験」について書いてます。壮大な自由研究帳 → 幹細胞みたいになってます。機能が分化した別館も併せてよろしくお願いします

柔軟剤の柔軟成分と香り成分の違いについて

柔軟剤リタイヤの続きです。

 

めっちゃ調子の悪い状態は2,3日で脱出して、まあまあ普通に生活しています。

ただ、柔軟剤のニオイ自体がアウトなのと、なんかの物質が飛んでるなっていうのがあるとイヤな気分になります。

 

また調子が悪くなると困るので、どうやって原因物質らしきものを除去したらいいのかをいろいろ試しているのですが、

 

とりあえず、相手(柔軟剤)のことを知ろう!と思って調べています。

素人なので、間違いがあるかもしれませんが、以下のように理解しました。

 

 

まずは柔軟剤の本来の、衣類を柔軟にする機能について。

 

これは、陽イオン(カチオン)の界面活性剤によります。

陽イオンの界面活性剤は衣類の上で規則正しく並ぶので、滑らかに感じるということみたいです。

界面活性剤には陰イオン(アニオン)、陽イオン(カチオン)、非イオン(ノニオン)、両面とあって、通常の洗剤の多くは陰イオン系か非イオン系みたいです。

衣類の柔軟剤や髪に使うコンディショナーなどは陽イオン系です。

 

陽イオン系は陰イオン系に比べて皮膚に対する刺激が強く、また柔軟剤として用いると衣類に残留しやすいという特徴があるそうです。

それから、生分解性があまりよくないという情報が出てきます。

 

陽イオン系の皮膚刺激を起こしやすく残留しやすい性質から慎重な使用を推奨しているサイトがいくつか。

 

ちなみに、いわゆる柔軟剤は陽イオンの界面活性剤が用いられていますが、洗剤に柔軟剤が配合されている場合は、異なるものが用いられている場合も。

 

たとえば、アタックのリセットパワーには、柔軟剤が配合されています。

「柔軟剤=陽イオンの界面活性剤」という頭が出来上がっていたので、大丈夫?と思ってメーカーサイトを見てみたら、ベントナイトでした。

 

花王株式会社 アタック アタック 高浸透リセットパワー 成分情報

 

ベントナイトって粘土じゃないですか!

私が知ってるのは、水に溶かしてパックとかするクレイパウダーですが、ベントナイト自体は様々な用途で使用されているみたいですね。ネコ砂とか。

 

粘土が柔軟剤に利用できるというのは、陽イオンの界面活性剤とは違うメカニズムみたいです。

 

 

モンモリロナイト粘土で・しみ抜きと柔軟剤

 

木綿のタオルなどは何度も洗っていると固くなってきますね。
日本粘土学会の書物によると、あれは最後の濯ぎ水にも残っている不純物が 繊維間にたまっていき ノリのようになって繊維を固めるせいだそうです。

このタイプの粘土(モンモリロナイト=スメクタイト属)が入っていると、その不純物は粘土に吸着されて、繊維の表面には残らない、それで綿布は硬くならず、吸水力も損なわれない、という訳だとか。

綿布の硬化現象に対するこの粘土の防止作用が〔科学的に?)明らかになったのはわりと最近のことみたいですが、ヨーロッパではすでに20年以上前から洗剤に粘土を配合して、柔軟洗剤として利用しているということでした。

 

 

長くなりましたが、以上が柔軟剤の柔軟成分の話でした。

 

それとは別に、今回の私の体調不良の原因と思われる、柔軟剤の香りに関連する刺激があります。

ネットではここらへんの情報が割と無造作というか断片的に置かれているというか。陽イオンの界面活性剤の刺激について書かれているサイトは界面活性剤のことしか書かれていないし、いわゆる「香害」としての情報には柔軟剤の香りのことしか書かれていないし。

ということになっているので、読んでいるうちに頭がごちゃごちゃになってきたりしますね。

柔軟剤が私たちに何らかの刺激をもたらすといったときに、2つのルートが考えられるということを頭においておくと、整理がしやすいように思いました。

 

で、香りの成分です。

 

 

香り、香料、溶剤の区別というか、切り分けがイマイチよく分かっていません。

たとえば、精油の場合は、精油成分=香料=揮発性で、アルコール、植物性油などの溶剤に溶かして使います。

ということであれば、香料と溶剤の区別はつきやすいです。

 

しかし、たとえば常温で気体の香料があったとして、実用的には何らかの液体(溶剤)に溶かし込んで使用しているということであれば、香料と溶剤の区別はつけにくかったり?

 

そういうことが起こっていそうな気がするんですけど、よく分かりません。

 

いずれにせよ、香りの成分および香りを溶かす成分(溶剤)はセットで考えたほうがよさそうかなと。

 

ということで、有機溶剤について調べてみました。

 

有機溶剤とは | 三協化学株式会社

 

有機溶剤とは、の前に、「溶剤」とはなんでしょう。

 

漢字の通り、「溶かす」ことを目的として用いられる液体のことです。言ってしまえば塩や砂糖を溶かす水も溶剤です。

 

有機溶剤とは、炭素・酸素・水素を中心とした、常温で液体の物質のことです。

他の特徴としては、特有のにおいをもち、その蒸気は空気よりも重く、有機溶剤の多くは引火性があります。

 

また有機溶剤は、工業用に使われているだけで約500種類以上も存在しています。

 

 

 柔軟剤には水も含まれていますが、脂溶性の物質は水には溶けないので、脂溶性の有機溶剤を使ったりするのかなーと思います。

 

アルコールも有機溶剤なので、私たちの生活にはなくてはならないものだと思います。

 

問題となりうるのは、中毒性のある有機溶剤も沢山あるってところですね。

上記リンク先には、取り扱いに規制のある有機溶剤も載っています。

 

こちらも参考になります。

安全な実験作業のために...有機溶剤を知ろう!

http://www.ifs.tohoku.ac.jp/tech/resources/data/youzai-use.pdf

 

 

で、実際に、私たちの日常生活で有機溶剤に触れる機会があるのか。

アルコールとか入れ始めるときりがないですが、重篤な中毒(急性・慢性)を起こしそうなものということになるとどうなるか。

 

 

まずは1つめ。トルエン

無香料生活 香りつき柔軟剤の隠された危険:合成香料アレルギーが実は慢性有機溶剤中毒?

http://www.ifs.tohoku.ac.jp/tech/resources/data/youzai-use.pdf

リンク先には、2011年度の香料専業メーカーによるPRTR対象物質の使用量および排出量が記されていますが、トルエンの使用量と排出量がダントツに多いです。

 

※ PRTR制度 対象化学物質(METI/経済産業省)

 

トルエンというのはシンナーの原料です。

参考 トルエンについて | 三協化学株式会社

 

トルエンは「第2種有機溶剤」に該当するらしいです。

使用規制がされているようですが、トルエンが商品に含まれている可能性はあるのか、あるとするならばどの程度含まれているものなのかは気になるところです。

商品の主原料として用いられなくても、香料の製造時に使われていたとして、どの程度除去されているものなのか。

 

 

リンク「無香料生活 香りつき柔軟剤の隠された危険:合成香料アレルギーが実は慢性有機溶剤中毒?」のさらにリンク先の小児科医の方の記事を読みますと、食品添加物(缶コーヒー、ペットボトル)などには、トルエンを体内に取り込んでから最終的に尿から排出されるまでの途中で作り出される物質が含まれているそうです。

 

☆香料入り飲料でトルエン中毒と同じ尿?!☆ | 毒多ぁ亀山の小児科日誌 - 楽天ブログ

物質名     用途    備考
ベンジルアルコール 香料  ジャスミンの香り
ベンズアルデヒド  香料  ビターアーモンドの香り
安息香酸   保存料  栄養ドリンク、コーラ(低カロリー)など

 

 

2つめ。イソシアネート。

 

新聞記事「柔軟剤から欧米規制物質(イソシアネート)」 : 化学物質過敏症・風のたより2

 

詳しくは、リンク先の新聞記事画像を見ていただけるといいかと思います。

香りを包むマイクロカプセルにイソシアネートという毒性の強い有機化学物質が含まれているということらしいです。

(すでに溶剤の話ではなくなっていますが)

 

 

関連しそうな特許。香料だけではなさそうな話。

イソシアネート含有マイクロカプセル及びその製造方法、並びに、イソシアネート含有マイクロカプセルを含有する塗料組成物、接着剤組成物及びプラスチック改質剤 - 特開2006−61802 | j-tokkyo

 

無香料生活: 技術資料

イソシアネートを用いたマイクロカプセルに関連する特許など。

 

 

ということで、柔軟剤の香り成分については、

 

有機溶剤および揮発性の化学物質とセットで考えるというのはありな感じですね。

そして、それらの中には毒性の強いものが含まれていそうだということです。

 

化学物質過敏症の中でも、特に柔軟剤が問題となっているのは、問題となる物質が「揮発性」であって「衣類に用いられる」という点ではないかと思いました。

 

揮発性ということは、常温で空気中に漂っていくので、自分自身がコントロールできる度合いが著しく低くなります。

で、「気分が悪いんだけど・・・・・」思っている間に動けなくなる的な。

 

そして、コントロール可能性が著しく低い物質が衣類という表面積の広いものに使われる=有害な揮発性物質に晒される可能性が著しく高くなるということではないかと。

 

 そして、柔軟剤使用人口の爆発的増加に伴い、影響力がうなぎのぼりという。。。。